実行後の結果がこちらです。Y座標の0位置を少しだけ上に移動させました。この変更によってY座の上限が193 RPMに変わりました。
注目すべきはグラフの最後の部分です。 角速度(Y軸)の値がゴール直前でマイナスを示しています。回転センサーがとらえたモーターが逆に回っている証拠です。
つまり、ロボットが目標地点をオーバーランして戻っているということです。 実際に見ると、ロボットがグラッとして止まる様子が確認できます。
ロボットがグラッと止まることが分かりましたので、これをなくしたいと思います。
改良したプログラムがこちらです(fow600mm4.ev3)。モーターのパワーを自前のプログラムで制御するように変更しました。プログラムが巨大化したので、グラフ描画に関するプログラムはマイブロックに移行させました。
プログラムを実行した結果がこちらです。
ロボットが停止時にグラッとなる現象が少し収まりました。ロボットの加速と減速もゆるやかになりました。 急発進/急停止をしないことで動きが正確になります。さらに0.1~0.2秒ほどゴールへの到着が早くなっています。