ロボジョイちゃれんじ教室

10-2 ロボット競技に役立つEV3機構入門

第1回「プーリーとベルトを使った仕組み」

ここでは、教育版レゴ マインドストームEV3のパーツを使って、ロボット競技にも役立つ色々な機構を学習していきます。
最終的には、ロボット競技でよく登場する“ある動き”のしくみが分かるようになることを目指します。


今回は、一般的な機構の1つであるプーリーとベルトを使った機構を説明していきます。

◆パーツの名前とサイズ

まずは学習をはじめるにあたって、使用するパーツの名前やサイズの表現方法について説明しておきます。
これ以降は、ここで説明した名前やサイズの表現方法を使って、色々な機構の説明をしていきます。

ここで使用するパーツは、教育版レゴ マインドストームEV3 基本セットまたは拡張セットに含まれています。
(あとで説明する土台部分のブリックだけは、上記のいずれのセットにも含まれていません。)

(1) パーツのサイズ表現について
・パーツの長さはブロックのポッチ(凸)の数で表します。
下図のブロックの場合、長さ「8」とし、「8・ブリック(ブラック)」と呼びます。

・ポッチ(凸)はありませんが穴の数を数えます。下図の場合、
長さ「5」とし、「5・ビーム(グレー)」と呼びます。

・ポッチや穴がない部品も、ポッチの数と比べて長さを表します。
下図のパーツの場合、長さは「5」です。