では、問題2の答えを見てみましょう。
左図は、「てこ・クランク機構」の部分を拡大した図です。
クランクの部分には説明のため緑色の3・ビームを追加で取り付けました。
この問題では、従動節や固定節のパーツがありませんでした。
そのため、歯車の半径をクランクとして考えます。(緑色のビームを取り付けた部分)
次に、左図の赤線の部分は動かないため固定節と考えます。
よって、最短リンク(緑色のビーム部分)の隣のリンクが固定されているため「てこ・クランク機構」が成り立っていることが分かります。
実際に動かした様子はこちら
この動画は、歯車を時計回りに回転させています。
設置されていたビームが揺動運動をしていることを確認してみよう。
この機構はワイパー機構と呼ばれ、一般の自動車にも使われています。
このテーマでは、4節リンク機構の種類とその特性について説明しました。固定するリンクの長さにより、他のリンクの動きが変わることが分かりました。