ロボジョイちゃれんじ教室

10-2 ロボット競技に役立つEV3機構入門

第4回「カム機構の仕組み」と「ラックアンドピニオンの仕組み」


【問題1の答え】

では、問題1の答えを見てみましょう。

正解は左図のようにパーツを組み合わせます。
この問題のポイントは、カムを使い回転運動を上下運動に変えることです。

5・ビームに上下運動を5回させるためには、カムを5回転させる必要があります。

それでは、カムを5回転させる方法を説明します。
まず、駆動側の歯車(20・ギア)と従動側の歯車(かさ歯車)の歯数の比率は、20÷12?1.67 となります。
これは、駆動側の歯車が1回転すると、従動側の歯車が1.67回転することを表しています。

カムは、従動側の歯車と同じ回転軸に取り付けられているので、従動側の歯車と同じ回転数になります。
よって、カムを5回転させるためには駆動側の歯車(20・ギア)を3回転させれば良いことが分かります。

実際に動かした様子はこちら
動画は、駆動側の歯車を6回転させ、カムを10回転させています。
設置されたビームが、カムにより上下運動していることを確認してみよう。

【問題2】

左のパーツを使い、2つの従動節(3・ビーム)を異なる速さで上下運動させるためにはどうすればよいでしょうか?