ロボジョイちゃれんじ教室

22-1 SPIKE&AIカメラ入門

第1回「AIカメラの下準備」

  • Page:
  • 1
  • 2

この連載では「レゴ エデュケーションSPIKEプライム(以下、SPIKE)」と「ハスキーレンズ(HuskyLens)」を組み合わせたロボットの作り方を紹介したいと思います。ハスキーレンズとはDFROBOT(Zhiwei Robotics Corp.)というメーカーが開発した特殊なカメラ(AIカメラ)です。このカメラを使って、物体追跡、物体認識、ライン追跡などの機能を備えたロボットを作ってみましょう。


◆ハスキーレンズとは

こちらがハスキーレンズのセット内容です。メイン基板、ねじ&ナット、ブラケット、Gravity 4pin センサーケーブルが含まれています。
秋月電子通商の場合、ハスキーレンズの価格は税込7400円です(2022年11月現在)。
ハスキーレンズの基本的な情報については、メーカーのWikiページを読むことをオススメします。ページのURLは以下のとおりです。
https://wiki.dfrobot.com/
HUSKYLENS_V1.0_SKU_SEN0305_SEN0336

ハスキーレンズには次の7つの機能があります。
・顔認識(Face Recognition)
・物体追跡(Object Tracking)
・物体認識(Object Recognition)
・ライン追跡(Line Tracking)
・色認識(Color Recognition)
・タグ認識(Tag Recognition)
・物体分類(Object Classification)
機能盛りだくさんです。元々の機能の名前は英語なので、日本語に翻訳しています。

これがメイン基板です。
基板には「Kendryte K210」というプロセッサ(64bitデュアルコア)やカメラ(2メガピクセル)が付いています。裏面には液晶パネル(2インチ)が付いています。

まずはラージハブに接続せず、ハスキーレンズ単体で動かすことにします。USBケーブル(マイクロB)とUSB電源アダプタを用意します。

そのままでは基板が持ちにくいので、スタンドを自作してみます。
SPIKEプライム基本セットのパーツと直径3mm・長さ15mmのねじ、ナット、ワッシャーを用意します。ねじ類はホームセンターなどで売っています。

スタンドを組み立てると、こうなりました。
このままだと縦方向の角度を変えらないので、ちょっと不便に感じます。次回には使いやすくなるように改良したいです。

  • Page:
  • 1
  • 2