「ワイヤレス」とは英語で書くと「wire less」、つまり「線がない」という意味で、ワイヤレス通信とは「線がない通信=無線通信」ということを表しています。このコーナーは、教育レゴマインドストームNXTを使って「ワイヤレス通信」を活用するための情報を紹介していきたいと思います。(文/松原拓也)
インテリジェントブロックNXTはワイヤレス通信を行うための機能を最初からそなえています。
さらに詳しく言うと、その機能とは「Bluetooth(ブルートゥース)」という通信の規格を使っています。ちょっと難しい話になりますが、「通信の規格」というのは通信の方法のことです。たとえば、駅の改札で使うSUICA(スイカ)のカードは、Edy(エディ)用のレジで使えませんよね。これは「規格」が違うからです。
そこで、インテリジェントブロックNXTで通信を行うためにはBluetoothに対応した通信機器が必要です。
このワイヤレス通信では最大3本まで「回線」というものを割り振ることができます。回線は1対1でつなぎます。そして、「回線番号」というものをつけます。
回線は一度に一つだけ有効にできます。たとえば、1番の回線が動いてる時は2番の回線は使えず、2番の回線が動かすには時は1番の回線を切る必要があります。
接続するとき重要となるのが、本体の名前です。インテリジェントブロックをパソコンにつなぎ(USBケーブルで)、NXTソフトウェアを立ち上げます。そして、NXTウインドウを使って名前をキーボードで打ち込みます。
液晶ディスプレイ(LCD)の「NXT」と書かれてる部分に注目してください。この名前は自由に変えることができます。
この本体の名前を変えておくと、インテリジェントブロックの見分けがつきやすくなります。(たとえば、自分が「NXT」という名前で、相手の名前が「NXT」だとすると、わけがわからなくなってしまうので。)
変更するのは「NXTA」「NXT1」のような名前でかまいません。