ロボジョイちゃれんじ教室

6-1 レゴ エデュケーション WeDo入門

第1回「はじめに」

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レゴ エデュケーション WeDo」はレゴ エデュケーションが手掛けているレゴブロックを使った学習教材です。パソコンを使ってモータや歯車を制御することによって、「設計と組み立て」「プログラミング」「言葉と読み書き」「計算」などを総合的に学ぶことができます。ちなみに「レゴ エデュケーション WeDo」だと名前が長いので、これからは「WeDo」と呼びます。

「WeDo」とは、どんな製品なんでしょうか。
“パソコンを使う”という点では、「教育用レゴ マインドストームNXT(以下、NXT)」という製品がすでに同社から発売されているのですが、「WeDo」と「NXT」とでは特徴が少し違っています。ちょっと例をあげてみましょう。

《WeDo》
・対象年齢:7歳以上
・機能:パソコンと接続しないと動かせない(電源を持ってない)。
・販売方法:教育用のみ。
・プログラム:WeDoソフトウェア、スクラッチ。

《NXT》
・対象年齢:10歳以上
・機能:パソコンと切り離しても動かせる(電源を持っている)。
・販売方法:一般用と教育用の2種類。
・プログラム:NXTソフトウェア、ROBOLAB、NXC、nxtOSEKなど。

、、、つまり、「WeDo」は「NXT」よりも機能の面では劣るのですが、仕組みがシンプルなので低学年の生徒さんにとっては勉強に使いやすいということになります。勉強を繰り返して、力が身に付いたらNXTに移行するという方法もあるわけです。
あと、「WeDo」は「We(我々)」「Do(行う)」という名前のとおり、複数で課題に取り組むことが推奨されています(たとえば、仲間同士だったり、子供と保護者のチームだったり)。「共同作業であることが勉強になる」という考えが製品に込められているのです。

発売当初、「WeDo」は学校や教育関係にしか売られていなかったのですが、最近では、「ホームスクーリングセット」といって、家で勉強することを目的としたセットを一般の人でも買うことができます。購入方法としては、秋葉原のテクノロジアというお店で注文するか、アフレルショップを利用します。逆に、ホームスクーリングセットは学校や教育関係者は購入できませんので、ご注意ください。

たとえば、アフレルが販売している家庭学習用セットの一つ、「ホームスクーリング レゴ エデュケーションWeDo スターターセットA」では、次の製品がセットになっています。


正式名は「9580 レゴ エデュケーション WeDo 組み立てセット」です。全部で158個のパーツが入っています。

「2000097 レゴ エデュケーション WeDo ソフトウェアv1.2 アクティビティ付(日本語版)」というソフトウェアです。長いので、以後は「WeDoソフトウェア」と呼びます。「v1.2」というのは、現在のバージョンのことです。対応OSはWindowsとMacです。なんと、1枚のDVDにWindowsとMacの両方のソフトが入っているようです。WeDoソフトウェアがないと、WeDoを動かすことができません。

ホームスクーリングセットにだけ付属している「レゴ エデュケーション WeDo 1.2 スターターガイド」です。WeDoを購入してから、使い始めるまでをわかりやすく紹介しています。 これがあれば、初めて使う時にも保護者の方が困らずにすみますね。

WeDo組み立てセットの中身です。写真は買ったばかり状態なので、ビニールをかぶってます。中には、レゴブロックの他に、「レゴUSBハブ」「モーションセンサ」「チルトセンサ」「パワーモータ」というパーツが入っています。

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