EV3では「ジャイロセンサー」というセンサーが登場しました。ジャイロセンサーは角速度と角度を検出できるセンサーです。NXTには純正のジャイロセンサーは存在していません。
ジャイロセンサーを使えば「ジャイロボーイ」という倒立制御を行うロボットを作ることができます。ごらんのとおり2つのタイヤだけで立っても倒れません。
EV3はWiFi(無線LAN)にも対応しています。WiFiを使うとワイヤレスでロボットを動かしたり、プログラミングすることができるようになります。NXTはBluetoothだけでWiFiには対応してませんでした。方法としては、インテリジェントブロックの「USBホストポート」に「EV3 WiFiドングル」というUSBアダプタを接続するとWiFiに対応します。市販の無線LANのUSBアダプタだったらなんでもOKというわけではなく、ローランド製の一部の製品しかEV3で動作しないようです。ドングルを購入するさいには、対応しているかどうかをしっかり確認しましょう。
EV3では「デイジーチェーン」という機能ができるようになりました。この機能を使うと、インテリジェントブロックの一つが「親分」となって「子分」のインテリジェントブロックを制御することができます。大量のモーターやセンサーを動かしたい場合には役立つかもしれません。
デイジーチェーンを行うには、USBケーブルを使って、写真のようにインテリジェントブロックを接続します。デイジーチェーンで接続できるインテリジェントブロックは合計で4台までです。