ここでは、「教育版レゴ マインドストームEV3」と「TETRIXアフレルベースセット」を使ってロボットを作る方法について紹介していきます。
今回がTETRIX入門の最終回ですので、過去に紹介してきた技術のまとめとして、物をつかむ動作と移動を組み合わせた制御を行いたいと思います。
つかむ対象物は「紙の筒」ではなく「カップ」に変更します。ちなみにこのカップはカフェオレとかの空き容器で、ある程度は弾力があります。
アーム側のサーボモータの角度は写真のように設定しました。 アームを20度ほど余分に回転させたい場合、 ギヤ比が2対1なので、40度回転させますので、水平位置90度+40度=130度回転させます。 これをサーボパラメータに置き換えると、130×255÷180=約184となります。
グリッパー側のサーボモータを制御している部分を抜き出してみました。1秒あたり15度のペースでサーボモータを回して、グリッパーを閉じていきます。その途中でタッチセンサーがオンになるとループを終了してサーボモータが止まります。安全装置として、サーボパラメータが限界値を下回ってもループを終了します。 2つの条件のどちらかでもループを終了できるようにするためOR(オア)回路を使っています。