ロボジョイちゃれんじ教室

10-1 ロボット競技に役立つEV3センサー入門

第5回「ライントレースロボットを工夫する」


◆差分でセンサーの値を求める

前回の実験結果のとおり、ライトの明かりを50対50で当てます。ここが最も測定値の変化量が大きいので、最適の位置となります。 カラーセンサーのライトの光は1つあたり直径3cmくらい欲しいです。 そのためカラーセンサーを床に近づけすぎないように取り付けます。遠ざけると測定範囲は広がりますが、感度が落ちてしまうというデメリットがあります。

センサーをそれぞれラインの上に乗せて、「PortView」を使って測定してみました。
両方とも黒色が2で、白色が20です。 左右のセンサーの感度のバラつきが無いか心配だったのですが、感度はまったく同じです。これで一安心です。

、、、と思ったら、ここで別の問題が出てきました。
ロボットをラインの中心の置くと、左右で測定値が2~3違います。先ほどの実験ではセンサーは左右の性能がまったく同じだったのに、なぜこうなるのでしょうか。 理由は不明ですが、結果は嘘をつかないので、どうにか対策したいと思います。
よく見ると、左右でライトで照らしている範囲の直径が違っています。原因はこれかもしれません。