ここでは、「教育版レゴ マインドストームEV3」と「TETRIX(テトリックス)」を組み合わせてロボットを作る方法について紹介していきます。 これらを活用して技術の高みを目指しましょう。
「TETRIX」というのは米国のPitsco Education社というメーカーが開発したロボット教材のシリーズ名です。TETRIXには色々な種類が存在するのですが、今回は「TETRIXアフレルベースセット」を使ってみたいと思います。これを使えば、大掛かりで高度なロボットをレゴ マインドストームで作ることができます。
「TETRIXアフレルベースセット」の外観はこのとおりです。箱の中には部品がいっぱい入っていて、重さは10kg以上あります。このセットにはレゴ マインドストームは入っていませんので、別途用意する必要があります。他にEV3の基本セットを同梱した「教育版EV3 TETRIXビルドアップセット」というセットも販売されています。
「TETRIXアフレルベースセット」の内容については次回に詳しく紹介します。
TETRIXを利用した場合の構成を図で表してみました。レゴ マインドストームはNXTとEV3に対応しています。
ロボットを製作した場合、レゴ社製ではないTETRIX用のモーターを動かすことになるのですが、そのためには、セットに付属するHiTechnic社のサーボモーター/DCモーターコントローラを使って制御を行います。詳しいことは次回に紹介します。
パソコン側のプログラムにはナショナルインスツルメンツ(NI)の「LEGO MINDSTORMS用NI LabVIEW」を使います。LabVIEWは計測・制御の分野で使われているプロ向けで高級なソフトウェアなのですが、「LEGO MINDSTORMS用NI LabVIEW」ではレゴ マインドストーム専用にカスタマイズされていて、値段もお手ごろになっています。LabVIEWの正しい発音は分かりませんが、NIが公開している動画では「ラブビュー」と言っているように聞こえます。
写真の2冊のテキストは「教育版EV3 TETRIXビルドアップセット」を購入したさいに付属するLabVIEW関連の解説書です。